FMココロ、FM802に事業譲渡 ラジオ再編、本格化も

 関西経済界が共同出資して立ち上げたFMラジオ局「FM COCOLO(ココロ)」運営の関西インターメディア(大阪市)が2012年に放送事業をFM802(同)に譲渡し、会社を清算する見通しであることが明らかになった。景気低迷でラジオ広告が減少。限られた市場で生き残るため、再編の動きがこれから関西で本格化しそうだ。
FM802は、洋楽などに強いココロの番組コンテンツには魅力があると判断、日本語・外国語放送ともに継続する方針だ。ココロ従業員の扱いについては今後詰める。
 1995年、阪神大震災を機に外国人向けの情報発信を拡大しようと、関西の有力企業が連携。旗振り役で筆頭株主の関西電力や三井住友銀行のほか、パナソニック、住友電気工業、大阪ガスなどが出資してインター社を立ち上げた。同社の11年3月期売上高は約4億6000万円で、従業員数は21 人。
 ココロは当初、十数カ国語でラジオ番組を提供する日本初の多言語FM局として注目されたが、外国語放送にはスポンサーが付きにくいという事情もあり、売り上げが低迷。経営難に陥った。最近では日本語放送が多く、他局との差異化も難しくなっていた。企業の広告費抑制も収益悪化に拍車をかけた。
 10年には東海地域のFM局運営会社である愛知国際放送(名古屋市)が放送を停止するなど、ラジオ業界では事業撤退の動きが出始めている。今回の再編は、比較的広告を得やすいとされる大都市でもラジオ放送が苦境にあることを示している。
 関西の民放ラジオは毎日放送や朝日放送に加え、若者層から高い聴取率を誇るFM802やエフエム大阪(大阪市)、「ラジオ大阪」の大阪放送(同)など有力局がひしめき、競争が激しい。ラジオ広告は年々減少傾向にあることから、関西メディアでもココロに続く再編の機運が今後さらに高まる可能性がある。

日本経済新聞 電子版 2011年12月15日付

関西FM2社、事業統合 民間初の複数放送波保有

 関西の大手FMラジオ局のFM802(大阪市)は来年4月1日付で、関西インターメディア(同)からFM放送の「FM COCOLO(ココロ)」を譲り受ける方針を固めた。民放ラジオ局が複数の放送波を保有するのは初めて。6月の改正放送法の施行で可能になった。広告費の減少はラジオ局の経営を圧迫しており、同様の事例が相次ぎそうだ。
 譲渡額は7000万円前後とみられ、インター社は2012年夏をメドに清算する…

日本経済新聞 電子版 2011年12月15日付

2010年からFM802がFM COCOCLOの番組制作などを始めてからの流れですね。
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